はじめに
みなさんは、大学職員(国立大学法人職員)の年収について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
「安定した給与」
「私立大学職員や民間企業に比べると低め」
「公務員に近い待遇」
そんなイメージを持たれる方も多いと思いますが、実際の給与はどのくらいなのでしょうか。
私は現在、セミリタイアを目指して資産形成を進めています。
資産形成のベースになるのは、やはり毎月の給与所得です。
このブログでは、地方国立大学で働く40代事務職員が、セミリタイアを目指す過程を記録していきたいと思っています。その前提として、まずは資産形成のベースとなる私自身の給与を公開します。
この記事では、
- 地方国立大学で働く40代事務職員の給与明細
- 年収の目安
- 民間企業との比較
について紹介します。
なお、国立大学法人職員の給与は、基本的に国家公務員の給与体系に準じて設計されています。
人事院が公表する国家公務員の俸給表などを参考に、各大学が給与水準を定めているため、給与水準や昇給の仕組みは国家公務員と似た形になっています。
大学職員を目指している方や、転職を考えている方の参考になればうれしいです。
※この記事で紹介している給与は、私個人のケースです。大学や役職、勤続年数、地域などによって給与水準は異なるため、あくまで一例としてご覧ください。
※手元に残っている給与明細(2021年〜)をもとに、できるだけリアルにまとめました。
.jpg)
なんで2020年以前の明細がないの?

えっと…探したけれど見つからなくて…

物持ちがわるいんだね。

すみません…
私のプロフィール
・地方国立大学の中堅事務職員
・40代前半
・金融機関から転職
・勤続10年以上(前職を含めれば15年以上)
・妻と子ども2人
※妻は現在子育てに集中してもらっているので、当面は私一人の収入となります。
大学職員の月収(給与明細ベース)
2026年3月現在における直近の給与(ざっくり)
| 項目 | 支給額 |
|---|---|
| 基本給 | 320,000円 |
| 扶養手当 | 25,000円 |
| 残業手当 | 30,000円 |
| その他手当 | 15,000円 |
| 支給額合計 | 390,000円 |
| 手取り | 300,000円 |
扶養手当と、月に少し残業した場合で、手取りはだいたい30万円前後になります。
毎月安定して給与をもらえる安心感はありますが、40代の中堅サラリーマンの給与として見ると、特別高い水準とは言えないかもしれません。
大学職員のボーナス
私の昨年度(2025年度)のボーナス(ざっくり)は次のとおりです。
| 支給 | 額面 | 手取り |
|---|---|---|
| 6月 | 84万円 | 65万円 |
| 12月 | 86万円 | 67万円 |
| 計 | 170万円 | 132万円 |
年間のボーナスは額面で170万円、手取りで132万円でした。
大学職員の特徴の一つは、ボーナスが景気や業績に大きく左右されにくく、比較的安定して支給されることです。
大きく増えることはあまりありませんが、その分、大きく減ることもほとんどありません。
一応、「勤勉手当」という成果評価による差もありますが、部署内での持ち回りの側面もあり、成績優秀者に選ばれても支給額が大きく変わるわけではありません。
私の経験では、増額されても2〜3万円程度ということが多いです。
良くも悪くも、大学職員のボーナスは安定していると感じています。
年収推移(2021〜2025年)
| 年 | 額面 | 手取り |
|---|---|---|
| 2021 | 580万円 | 400万円 |
| 2022 | 600万円 | 430万円 |
| 2023 | 620万円 | 450万円 |
| 2024 | 645万円 | 467万円 |
| 2025 | 677万円 | 498万円 |
大学職員の給与は、毎年一定の昇給があり、ゆるやかな年功序列型になっています。

こうして年収の推移を整理してみると、本当にきれいな年功序列だと、あらためて実感します。
人によっては、激務の部署に配属されることで残業代が増え、一時的に年収が高くなる年もあるかもしれません。
とはいえ、基本的には業績に大きく左右されることなく、安定して昇給していく仕組みです。
長期的なライフプランを立てやすいのは、大学職員の大きな強みの一つだと思います。
民間企業の平均年収と比較
私の直近(2025年)の年収は約677万円ですが、民間企業と比較するとどのような水準なのでしょうか。
国税庁の「民間給与実態統計調査(令和6年分)」によると、日本の平均給与は
約478万円
となっています。
男女別でみると、次のとおりです。
| 区分 | 平均年収 |
|---|---|
| 男性 | 約587万円 |
| 女性 | 約333万円 |
また、私と同年代の年齢階層別でみてみると、

出典:国税庁「民間給与実態統計調査」
40~44歳の平均給与
| 区分 | 平均年収 |
|---|---|
| 男性 | 約630万円 |
| 女性 | 約359万円 |
さらに、私と同水準の勤続年数別で見てみると、

出典:国税庁「民間給与実態統計調査」
勤続年数15~19年の平均給与
| 区分 | 平均年収 |
|---|---|
| 男性 | 約661万円 |
| 女性 | 約388万円 |
こうして見てみると、地方国立大学で働く40代の中堅事務職員の給与は、民間企業の給与と比較しておおむね同水準、あるいはやや高い水準と言えるのではないかと思います。
もちろん、民間企業では企業規模や業種によって年収の差が大きいため、一概に比較することは難しい面もあります。
大学職員の年収は高い?低い?
私の感覚では、
「安定しているが高収入ではない」
というのが正直なところです。
ただ、こうして整理してみると、民間企業の平均給与と比べてみても、一応それなりの水準には達していることが分かりました。
大学職員の給与の特徴をまとめると、次のようになると思います。
大学職員の給与の特徴
- 業績にかかわらず、毎年安定して給与が支給される
- ボーナスも比較的安定して支給される
- ゆるやかではあるが、毎年着実に昇給する
- 激務部署での残業などを除けば、大きく稼ぐのは難しい
仮に私の給与を40代の大学職員の一つのモデルケースとして考えると、同年代の民間企業の平均と比べても、概ね同程度か、やや高い水準といえるのではないかと思います。
ちなみに、民間企業ではキャリア構造の違いなどにより、同年代でも男女の平均給与に差があることが知られています。
一方で大学職員の正規職員は男女の割合がほぼ半々(やや女性比率が高い)で、給与体系も男女共通のため、同年代の男女間で大きな差が生じることはほとんどありません。
そのため、女性の大学職員の場合、同年代の民間平均と比べて給与が高い水準になるケースも多いようです。
さらに、大学職員は産休・育休や有給休暇を取得しやすい職場でもあります。
実際に制度を利用している職員も多く、出産や子育てと仕事を両立している人も珍しくありません。
こうした点から、大学職員はライフイベントと仕事を両立しながら長く働きやすい職場環境だと感じています。
給与水準だけを見ると特別高い職種ではありませんが、安定した収入と働きやすさを考えると、大学職員は長期的に見てバランスの取れた職種の一つではないかと思います。
最後に、セミリタイアに向けて
私は現在、
- 妻(子育てに専念中)
- 子ども2人
という家庭状況です。
大学職員の給与は安定しており、資産も現在約3000万円ありますが、
教育費や老後資金などに必要な金額を考えると、
給与だけでセミリタイアを達成するのは難しい
と感じています。
そのため現在は、本業をほどほどにこなしつつ、
- 節約
- 投資
- 副業
などを通じて、資産形成を進めています。
このブログでは、大学職員として働きながらセミリタイアを目指す過程や、資産形成の取組みについても発信していきたいと思います。
同じようにセミリタイアを目指している方の参考になればうれしいです。
コメント